ワークショップ部門
『ポコラート全国公募展 vol.3』ワークショップ風景(『花を咲かせましょう』企画者:こまちだたまお)
「ワークショップの背骨」
このところ世の中はワークショップ流行りだ。分野、対象年齢も様々に、目的も細分化されてきた。そんな時代だから、ワークショップを企画する人の数も大変に増えている。そこにポコラートのワークショップ企画の公募である。テーマも形態も実施場所や参加人数も自由設定。条件と言えば、1日ないし2日(1日3時間まで)でできるものというくらい。しかし、一番大切にしたいことは決まっている。ポコラートのもととなる理念に沿う事だ。『障害のある人、ない人、アーティストが、核心の部分で相互に影響し合う場』を、ワークショップでも作りたいと願ったわけである。つまり、それがゆるぎないワークショップの背骨となる。背骨が揺らいでは、企画は成立しない。審査では、背骨の部分ががっちりと太いワークショップを3人の審査員で議論しながら丁寧に選んだ。これらのワークショップの実施が待ち遠しい。深く新しい相互影響の場が現れるだろう。
大月ヒロ子(IDEA,INC.代表取締役)審査員コメントより
ポコラート全国公募の「ワークショップ部門」は、ポコラートの理念である「障がいのある人・ない人・アーティストが、核心の部分で相互に影響しあう場」となるような創造・交流の場をワークショップでも実現したいとの思いから、本展の期間内に実施する企画を募集する部門として昨年度からスタートしました。
今年度も教育関係者や美術専門家、活動暦も多様な個人・団体から、「描く・つくる」だけでなく、さわる・聴く・動かす・感じるなど、さまざまな感覚を刺激するようなコミュニケーションを提案する23企画の応募がありました。その中から、障がいのある方による企画や障がいの有無に関わらずご参加いただける企画など、ポコラートならではのワークショップ5企画を選出し開催いたします。福祉/美術といった枠組みにとらわれず、「表現」の可能性にチャレンジするワークショップに是非ご参加ください。